中田とともにCSの先発5番手の座を争うソフトバンク武田に黄信号が灯った。4回2/3を6失点で3敗目。大谷との投げ合いを制することはできなかった。「調子はイマイチだった。ボールが真ん中に集まって(バットを)振られてしまった。悪いなりに立て直そうと思ったが、今日は試合の中で修正できなかった」と、唇をかみしめた。

 工藤監督は「ボールに強さはあった。いい時ばかりじゃない。そういう時にどうするか」と話し「次、もう1回機会を与えて、ある程度判断したい」と、次回登板がラストチャンスとなることを明かした。

 残り試合に全勝すれば55年の99勝を上回る球団新記録の3桁勝利に届くところだったが、この日の黒星で100勝には到達できず。それでも指揮官は「相手がよかった」と、サバサバとした表情だった。