阪神ジェイソン・ロジャース内野手(29)が今日23日1軍に再昇格する。22日、金本監督が「上げる」と明言した。指揮官は「代打がおらんのよ。ハヤタ(伊藤隼)はちょっと、こう(下がっている)だったから」と説明。代打の切り札、そして状態が落ちているドラフト1位大山の座を脅かす存在としても注目される。

 一塁に定着しつつある大山はここ6試合で24打数2安打。金本監督は「そろそろ、ちょっと外さないといかんな。いい意味でね。難しいんよ。使い続けるのも育成。勘違いするなよ、打たなかったら使わない、と現実を見せるのも育成だから」と説明。今後も不調から抜け出せない場合、スタメン落ちの可能性がある。

 一方のロジャースは、9月10日に出場選手登録を抹消されて以降、同20日ウエスタン・リーグ中日戦で本塁打、三塁打、二塁打の3安打を放つなど2軍戦で好調をキープ。来日当初のような大暴れに期待がかかる。