左手親指付け根の剥離骨折で離脱していたソフトバンク内川聖一外野手（３５）が２３日、ウエスタン・リーグ阪神戦（タマホームスタジアム筑後）で２カ月ぶりに実戦復帰した。４番ＤＨで出場。１打席目は三直。２打席目は右飛に終わり、４回でベンチに退いた。

　「打てる球を打とうと思った。今日の段階では、しっかりバットが振れるということだけ分かればいいと思っていた」。患部の状態は「完全に１００％ではない」といい、不安は「ゼロではない」が、痛みは「今日は大丈夫だった」という。守備については「気持ちはもちろんある。あとは状態を見ながら」と話した。

　今後はＣＳ、日本シリーズ出場を視野に、実戦を重ねていく予定。「ＣＳ、日本シリーズは１年間やってきた一番いいところと出さないといけない。自分に対して自信がなかったり、中途半端な気持ちでやってはいけないと思っているので、そこは自分の中でクリアしないといけない。皆に迷惑かけますので」と話し「やれるようにはしっかりやりたい。そこに向けてやっていきたいとは思う」と、強い決意を明かした。