西武菊池が2位死守へ、10月2日からの3位楽天戦に先発する。残り試合は楽天の方が6戦多く、CSファーストステージを本拠地で戦うには、直接対決での勝利が欠かせない。メットライフドームでの全体練習で汗を流した左腕は「絶対勝って、チームとして1つでも多い白星でシーズンを終えることが大事」と、表情を引き締めた。

 自身のリーグ戦最終登板には、球団左腕では初の最多勝もかかる。現在リーグ2位の15勝。1勝差で追うソフトバンク東浜は腰の張りで登録を抹消されている。勝てば同投手と並んでのタイトル獲得が確実だが「2位でCSに行くことが最優先」とチームの勝利だけを見据えた。

 楽天戦は昨季から10連勝中と抜群の強さを発揮する。前回21日ロッテ戦は体調不良のため6回で降板したが、コンディションは回復した。「きっちり抑えて、いいイメージでCSに臨めるように締めくくりたい」と力強く誓った。【佐竹実】