15年10月に受けた右股関節手術からの復活を目指す巨人杉内俊哉投手(36)が28日、来季の現役続行へ向けた思いを明かした。

 川崎市のジャイアンツ球場で3軍練習に参加。終了後に「自分はまだやりたいと思っている。ケガで終わるというのは1番したくない。ボロボロに打たれてパフォーマンスが出せなくて引退するのなら分かるけど、この状態じゃ自分が納得できない」と話した。

 懸命なリハビリを重ね、今季は2月の沖縄キャンプで約1年7カ月ぶりの1軍復帰を果たした。3月16日のオープン戦では、604日ぶりに1軍マウンドに復帰。同級生のソフトバンク和田と初めて投げ合った。開幕後は2軍で調整し、イースタン・リーグ3試合に先発して2勝1敗、防御率3・31。順調な回復を見せていたが、5月に上半身のコンディション不良となり、再び実戦から遠ざかっていた。

 「足の状態はいいけど、肩に負担をかけてしまって、その治療に時間がかかった。ただ、この足の状態で投げられたら面白いと思う。それを思うと、まだやめられないよ。後は球団の方々の判断になる」と説明した。