ヤクルト真中満監督が、号泣した。

 この日の最終戦では球団ワースト記録を更新する96敗目を喫し今季を終えた。143試合目が本拠地最終戦となり、最後セレモニーに臨んだ真中監督は、センター後方の大型ビジョンでセ・リーグ制覇した2015年の激闘など、指揮した3年間のビデオが流されると、いろんな思いがこみ上げたのか、目からは大粒の涙がこぼれ落ちた。

 「私事ですがヤクルトを退団します。現役時代もそうですが多くのファンに支えられ感謝しています。チームはこのままではいけないと思います。悔しさをバネに選手には頑張ってほしい。来季はファンとともに応援していきたい」。最後のあいさつでは、別れと激励の言葉で締めくくり、選手から胴上げされた。