巨人相川亮二捕手(41)が3日、今季限りでの現役引退を表明した。今季最終戦のヤクルト25回戦前に神宮球場内で会見し「球団からもう1年契約してくれという話もありましたし、コーチの話もいただいて、考え抜いた結果が引退でした」と明かした。

 08年オフに横浜からヤクルトにFA移籍し、14年オフに2度目のFA権を行使し巨人に加入。プロ23年目の今季は7月30日のDeNA戦(東京ドーム)で41歳0カ月でのサヨナラ打を放って球団最年長記録を更新したが、先発出場は1試合だった。今後については「また(指導者として)お声を掛けてもらった時に期待に応えられるコーチになれるよう勉強していきたい」と語った。試合には9回無死に代打で登場し、遊撃への内野安打を放って代走を送られた。試合後は両軍ナインから胴上げされた。

 また、15年10月の右股関節手術からの復活を目指して現役続行を表明した杉内俊哉投手(36)は、球団から来季の契約を提示される方針となった。育成契約も含めて慎重に検討される。