2年連続でくじを当てていたソフトバンク工藤公康監督(54)がまさかのくじ3連敗となった。

 公言通り早実・清宮幸太郎内野手(3年)を指名。7球団が競合し、くじ引きの順番が最後の工藤監督は、最後に残されたくじを引いたが、当たりは残っていなかった。

 2度目は履正社・安田尚憲内野手(3年)を3球団で、3度目は仙台大・馬場皐輔投手(4年=仙台育英)を阪神と競合したが外した。

 「(清宮は)運命の出会いではなかった。安田君は長打力があり、馬場君は即戦力だと思ったが(指名が)重ならないでくれとは思ったが、どこの球団もほしい逸材に重なってしまうのはしょうがない」。くじ3連敗には「つらいってもんじゃないよ」と正直な気持ちを明かした。

 鶴岡東・吉住晴斗投手(3年)をドラフト1位で指名。「昔の渡辺久信みたいに力で押せる投手」と期待した。