ヤクルトにドラフト1位指名された九州学院・村上宗隆捕手(3年)が27日、熊本市内の同校で小川淳司監督(60)らの指名あいさつを受けた。

 東京から駆けつけた小川監督は、前夜のドラフト会議で3球団競合を引き当てた「交渉権確定」くじと、同会議のIDカードの裏に「縁」の文字を書き込んでプレゼント。取材で村上と並ぶと「体がでかいな。鍛えがいがあるなという印象を持ちました。バッティングを評価しての指名。プロ野球を背負って立つ素材であることは間違いない」とたたえた。

 高校通算52本塁打で“肥後の和製ベーブ・ルース”の異名を取る左の大砲。村上は「ヤクルトはこれから上り調子になるチームだと思う。早く入って活躍して、貢献できるようにしたい。子どもに夢を与えて、日の丸を背負えるような選手になりたい」と意気込んだ。