下克上で日本シリーズまで勝ち進んでいたDeNAが、大敗スタートを強いられた。先発した井納翔一投手(31)が5回途中7失点で大炎上。リズムが出ない打線も沈黙し、6安打1得点に抑え込まれた。

 記録的大敗を喫し、19年ぶりの日本シリーズは黒星スタートとなった。アレックス・ラミレス監督(43)は「我々は序盤に得点を取ることがカギだった。それができず、先制した相手がよりリズムをつかんでしまった」と振り返った。

 唯一、光ったのはルーキーの細川成也外野手(19)。9回に代打出場し安打をマークし「彼の自信はだんだん増してきている」と、急成長に目を細めた。