関大が創価大に競り負けた。今秋リーグ戦で新リーグ新記録の62イニング連続無失点を成し遂げたエース阪本大樹投手(4年=履正社)から、完全試合を達成した山本隆広投手(3年=桜宮)へ継投したが、打線が沈黙した。6回1/3を投げ5安打2失点だった阪本は「粘りきれなかったのかな」と唇をかんだ。

 早瀬万豊監督(59)が、5日の練習で打撃投手を務めていた際に、ピッチャー返しが左腕に当たり骨折。左腕を動かせないため、この日はサインを少し変更して試合に挑んでいた。そんな早瀬監督に阪本は「関大に来て本当に良かった。かなり成長しましたし、感謝しかない。打たれても使い続けてくれました」と感謝しきりだった。

 来秋ドラフト候補に挙がる山本は1回2/3を1安打無失点。「いつも先発なので、リリーフで力んでしまった。抑えられて良かった」と来年のリベンジを誓った。