侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)が、初陣を劇的なサヨナラルーズベルトゲームで飾った。

 「大会が始まる前に、最後まであきらめずにやっていこうと話をしていた。選手がみごとにやってくれた。勝ったのは非常に大きいし、選手がぐっと1つになれたと思う」と喜んだ。

 延長10回に同点3ランを放った「稲葉2世」上林に対しては「ヒットでつないでくれればと思ったが、まさかあそこでホームランとは」と驚いた。

 試合を振り返り「なかなか点が取れない中で、追い付いても追い越せない状況だった。なかなか韓国のピッチャーも力強くてバッターが差し込まれた。9回はとにかくつないでいくしかなかった。相手がフォアボールを出して、バッターがしっかりと選んでくれた。10回は3点取られてしまって、とにかく打つしかないところで、上林選手がみごとに打ってくれた。この3試合は出てもらうという話しをして、みごとに応えてくれた」とたたえた。