巨人入りの意思を固めた西武野上亮磨投手(30)は、ボールの回転数などを調べる高性能弾道測定器「トラックマン」のデータでも、高い数値で注目される。

 ボールの回転数の平均は、2100~2200回転とも言われるが、野上は今季2400回転以上を何度も記録し、回転数ではエース菊池雄星投手(26)を超える数値だった。リリースの安定性、ボールの伸びを示すホップ量、ボールの変化量も高い数値を記録した。「トラックマン」のデータは、メジャーリーグの各球団が補強を決める上で重要視するデータの1つとも言われ、日本の野球界でも普及し始めている。