阪神森越祐人内野手(29)が19日、鳴尾浜で「便利屋」を極めることを誓った。内野ならどこでも守れるユーティリティーは外野手用のグラブを新たに作り、中日時代以来となるファーストミットも発注。「春季キャンプは4、5つくらいグラブを持っていきます。1軍で試合に出るためには便利屋になりたいです」と意気込んだ。

 2軍では外野を守った経験もあり、出番を増やすため守備範囲を広げる。今季は主に守備固めとして29試合出場。堅実な守備で安定感を見せたが、9月12日の巨人戦では亀井の打球にバランス崩し、内野安打を許した。その走者が同点のホームを踏んだことが頭に残っており、「普通にしていればアウトだった。打ち取ったゴロを確実にアウトにできるようにしないといけない」。投手にもベンチにも安心感を与えられる存在を目指す。