オリックス福良監督が25日、ダイヤモンドバックス移籍が決まった平野にエールを送った。「ウチでやってる間に、だいぶ助けてもらった。(メジャーは)アイツの夢でもあるから。成功して欲しいし、応援する」と快く送り出す。

 平野は米国から帰国し、前日24日には指揮官のもとに電話で移籍報告があったという。「『迷惑かけました』と言ってたけど、本当によくやってくれたからね」。メジャーは日本に比べて移動距離や試合数が増加。平野はダ軍でも守護神候補とされるが、リリーフ投手の負担は相当なものだ。福良監督は「これから大変だと思うけど、平野なら大丈夫」と伝えたという。

 通算156セーブの守護神離脱はチームにとって痛手。FAで補強した増井を中心に、全員でカバーする。来季はこれまでのように主将を置かない方針も決定。指揮官は「ゲームに入ったら1人1人が考えてやってくれたらいい」と自覚を促した。【大池和幸】