日本ハム栗山英樹監督(56)が29日、来季開幕投手の条件として“嵐を呼ぶ男”を挙げた。前エース大谷のメジャー移籍に伴い来季開幕投手は「全くの白紙」。今季大役を担った有原、若手有望株の堀、12年開幕投手の斎藤、今季途中にヤクルトから移籍した杉浦ら7人の名前を並べ「ディープインパクトが必要。嵐というか、インパクトが欲しい。ファンを巻き込んで大きな流れを作れるようなことを考えたい」と、得意の妄想を膨らませた。

 今季5位に低迷したチームに、勢いを与える投手は誰だ。「例えば、杉浦は北海道出身で故障に苦しんだ。感動的な復活劇となればチームは一気に乗っていく。堀の活躍は投手陣全体に影響を与えるだろうし、有原を外すことで奮起を促すことも可能」。相手の西武はエース菊池が開幕投手に内定。大胆起用でスタートダッシュを狙う。