巨人ドラフト3位の大城卓三捕手(24=NTT西日本)が、新人一番乗りで安打を放った。

 9日、チーム初実戦の紅白戦に「6番指名打者」でスタメン出場した。1回裏2死一、二塁、1ボール1ストライクから内角の直球を強振。一塁線へ飛んだ打球は一塁手のグラブをはじき、強襲の適時打となった。試合後記者の質問に「ヒットですかね」と頭をかいたが、「結果が出てよかったです」と初々しく笑った。

 今キャンプは2軍スタート。7日に参加した1軍のフリー打撃でアピールし、紅白戦のスタメンをつかんだ。187センチ、89キロの恵まれた体格を持ち、打てる捕手として成長が期待される24歳は「いい結果が出るようにこれからもしっかり練習していきたい」と先を見据えた。【巨人担当 桑原幹久】