【スコッツデール(米アリゾナ州)8日(日本時間9日)=木下大輔、中島宙恵】日本ハムのドラフト1位、清宮幸太郎内野手(18=早実)が、現地時間の明日10日(同11日)に行う韓国・KTとの練習試合で、実戦デビューすることが決まった。1月の新人合同自主トレ期間中に痛めた右手親指の影響で、出場は守備、走塁に制限される。

 清宮本人にとっては、思いがけない実戦デビュー決定だったに違いない。途中出場が濃厚で「ゲームでしか覚えられないことは、いくつかある」と狙いを明かした栗山監督は「できることは試合の中でやってもらう。少しずつ、バットも振り始めることになると思う」と、12日ぶりとなる打撃練習再開も予告した。

 「試合に出たら、いろいろ周りに声を掛けながら、自分がやれることをきっちりやりたいと思う」と清宮。打撃は素振りから始まり、段階を踏んで強度を上げていく計画だ。