DeNAラミレス監督が10日、阪神からFA加入した大和内野手(30)、二塁に挑戦中の倉本へ、宜野湾キャンプ初のノックを行った。全体練習後の特守で40分間、計225球を打ち、動きをチェックした。「遊撃大和、二塁倉本」で150球、「二塁大和、遊撃倉本」で75球。二塁、遊撃ともこなす守備の名手大和に対し、倉本は昨季遊撃でフルイニング出場した。ラミレス監督は「倉本は(二塁守備を)始めたばかり。もう少し学んで、時間をかけた方がいい。大和はショートでもセカンドでもいいプレーをする」と「二塁大和、遊撃倉本」を基本線としながらもバリエーションを増やしていきたい考えだ。

 対外試合初戦となる今日11日の阪神との練習試合は、大和が「2番遊撃」、倉本は「9番二塁」で先発する。愛のノックを受けた2人が「もう1回おかわりしたい」と声をそろえると、ラミレス監督は「常に準備はできている。いつもノックバットを持って歩いている」とうれしそうだった。