阪神ドラフト5位の谷川昌希投手(25=九州三菱自動車)が、21日に行われた韓国・KIAとの練習試合(かりゆしホテルズボールパーク宜野座)に緊急登板で1軍デビューを果たした。

 最終回で同1位馬場が被安打6、4失点と乱調。途中1死満塁と思わぬ形での1軍初登板が回ってきた。打者に投じる際、時折「オラッ!」と発しながらの気迫の投球。押し出しで1点は失ったが、強心臓ぶりを発揮してピンチを切り抜けた。

 22日は「半ドン練習」で午前中で終了。23日のオフを挟み、第6クールからオープン戦が始まる。金本監督は力投した谷川に対し「気合を前面に出して打者に向かっていくという姿勢を見せてくれて、これが彼らしさなんだろうなと。社会人でも経験していますし、どこかで戦力になるんじゃないでしょうかね」と期待値を高めた。開幕1軍入りへ、実戦でのアピールが続く。【阪神担当 古財稜明】