1軍定着を狙うオリックス4年目の小田が「足のスペシャリスト」から盗塁の極意を伝授された。元巨人の鈴木尚広氏(39=野球解説者)が関西テレビの「ブラマヨのねらえ! スポーツ☆ベガス(仮)」(3月24日、午後3時)の番組収録で、球場を訪れていると知ると休日返上で猛アタック。「こんな機会めったにない」と収録が終わるまでジッと我慢して、憧れの人に教えを請うた。

 鈴木氏が口にしたのは逆転の発想だった。帰塁の技術を磨くことで、スムーズに盗塁へのスタートが切れる。鈴木氏は「どうしても行きたい、行きたいとなる。マインドを変えないと」と説明。小田は「今までスタートの練習ばかりしていた」と目からうろこだ。昨季のチーム盗塁数は12球団最低の33個。機動力を期待される小田だけに「2桁以上はしたい」と目を輝かせた。