阪神ドラフト3位の熊谷敬宥(たかひろ)内野手(22=立大)が、初盗塁を決めた。

 7回、先頭打者として相手三塁手のエラーで出塁。次打者の2球目に盗塁。完璧に盗んで、相手捕手は投げるのを諦めた。

 熊谷は「積極的に行けるタイミングを見ていた。配球を読んでピッチャーの癖だったりを分かって盗塁できた」と振り返った。

 さらに相手投手の暴投で、ボールが捕手の前にこぼれたのを見逃さずに三塁へ進塁した。

 矢野燿大2軍監督(49)は「(ここぞという)1球が来た時に走れるっていうのは、よっぽど準備力が高くないと行けない。盗塁のスタート自体もいいものはあると思う」と熊谷の武器をたたえた。