4番は筒香だけじゃない。野球日本代表の侍ジャパンが1日、オーストラリア代表と対戦する「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018」(3日・ナゴヤドーム、4日・京セラドーム大阪)に向けてナゴヤ球場で初練習した。稲葉篤紀監督(45)は、DeNA筒香嘉智外野手(26)の4番起用は1試合限定として、もう1試合はソフトバンク柳田悠岐外野手(29)西武浅村栄斗内野手(27)らを候補に新4番を試す可能性を示した。
初のフル代表を招集して初練習を終えた稲葉監督は、4番起用を明言していた筒香について、4番は1試合とする考えを示した。
「せっかく2試合あるのでいろいろな打順を試せる期間。1試合は筒香選手に任せようと思ってますけど、2戦目はどうしようか悩んでいる最中です」と言った。昨春のWBCでも全試合4番を打った筒香だが、DeNAと同じく1試合は3番を任せ、4番は新たな可能性を模索していく。具体名は挙げなかったが、昨季31本塁打のソフトバンク柳田、同19本塁打、99打点の西武浅村を軸に、調子や打順の巡り合わせなどで見極めていく。
東京五輪までは約2年半。「固定観念は良くない。いろいろな可能性を持ちたい。筒香選手も4番以外でもっと生かせる場所があるかもしれない。来年、再来年とオリンピックが近づくとやりたいことがやれなくなる」と言う。
この日は室内練習場で練習を行い、本職は二塁の浅村は、日本ハム松本と一塁の守備に就いた。二塁は広島菊池、西武外崎、三塁は広島西川、阪神大山、遊撃は広島田中、ソフトバンク今宮と、各ポジション2人ずつ配した。先発はソフトバンク千賀、楽天則本に託し、抑えはDeNA山崎、楽天松井に1試合ずつ任せる方針。「オリンピックの戦いは始まっている」と、チーム内競争も求めていく。
練習前には、名古屋市内の宿舎で初の全体ミーティングを行った。「目標は2020年の金メダル。そこの目標はみんなが持ってほしい。今回はそのスタート。一番大事にしているのは結束力」と呼び掛けた。最大の目標に向かって、あらゆる可能性を模索する2試合にする。【前田祐輔】



