西武豊田拓矢投手(30)が好投した。4-3の8回に4番手で登板。上本を二ゴロに仕留め、さらに鈴木、高橋大から連続で見逃し三振を奪った。昨季はプロ入り後初めて、1軍登板なしに終わった。今春キャンプはB班(2軍)スタートだったが、2月終盤にA班(1軍)昇格。前回2月27日の韓国・斗山戦の3者凡退に続く好投だ。

 この日は、直球に切れがあった。鈴木、高橋大とも、追い込んでから外に140キロ台中盤の直球をズバッと決め、手を出させなかった。もっとも、豊田本人は「みんな『いい』と言ってくれますが、今年はたまたま出来が早いだけです。今日も高めにいった球が何球かあった。ファウルになったけど、2死から変化球が抜けてレフトに打たれている。まだまだです」と、気を抜かずに反省を忘れなかった。