日本ハム栗山英樹監督(56)が開幕ローテーションについて悩める胸中を明かした。試合後に「最後まで、みんな競争してもらう。考えます。どうしたら一番(シーズンで)勝てるのか」と話した。

 この日は先発が新外国人のニック・マルティネス投手(27=レンジャーズ)。初回にヤクルト山田にソロ本塁打を浴び、4回には4連打を含む5安打を許して4失点など5回7安打5失点。2番手も新外国人のブライアン・ロドリゲス投手(26=パドレス3A)で、同点の8回に先頭打者への四球から勝ち越し点を与えるなど3回1安打2失点。開幕投手を含めた先発候補の2投手の投球内容に、栗山監督は「いいところもあるし、まだまだ調整しないといけないところもある」と、険しい表情を見せた。

 開幕まで2週間を切った。他の開幕ローテ候補は上沢や高梨、18日ヤクルト戦に先発する加藤らがいる。「決めた時には表に出す(発表する)から。誰か1人だけ(登板日を)決めるという状況ではない」と、現状を説明した。