中日、阪神、楽天の監督を歴任し、今年1月4日に膵臓(すいぞう)がんのため70歳で死去した星野仙一氏のお別れの会が19日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われた。球界内外から3150人が集い、別れを惜しんだ。

 ソフトバンクの王貞治球団会長は「彼は本当に逃げないピッチャー。昔の武士のように名乗りを上げて戦う。攻めてくる。それを最後まで貫いたピッチャー。僕も彼に打ち取られると悔しかった。好敵手でした」と振り返った。「彼が残した熱い思いはこれからも受け継がれていく。アマチュア、プロ関係なく引き継がれていくと思う」と功績をたたえた。