阪神福留が走攻守でチームを引っ張った。前日30日の開幕戦では決勝弾を含む3安打。勢いはそのままだ。3回1死一、二塁から直球を捉えて右前適時打。続く大山の適時二塁打で激走し一塁から一気に生還した。5回にはスライダーを捉えて右前打。前日から8打席に立ち、5安打を記録。投げさせた計23球で、ファウルは1球もない。「ファウルにせずにつかまえられているのはいいこと」と手応えを口にした。

 守っては5回のゲレーロの左越え打を素早く処理し、二塁で刺した。「目測を誤ったミスだから」と反省も、強肩は健在。ピンチの芽を摘んだ。ただ連勝とはいかず「終わってしまったことは仕方ない。反省はするけど、やり返す。また明日から。自分たちのやれることをやるしかない」。自身の好調には目もくれず、チームとして反撃を誓った。