ソフトバンク2年目田中正義投手(23)がプロ初登板した。10点リードの9回に登場。

 オリックス宗を外角直球で見逃し三振、代打大城を右飛に打ち取った。あと1人で試合終了だったが、3番吉田正に直球を左翼ホームランテラス席に運ばれ、プロ初の洗礼を浴びた。「いい打者には中途半端なことはできない。決めきれなかった」と反省。4番ロメロを二ゴロに仕留め、プロ初登板は1回1安打1失点。「もっと自分が上から見下ろすぐらいの投球をしないといけない」と、次回はもっと強気でマウンドに登るつもりだ。

 5球団競合し16年ドラフト1位でソフトバンク入団も1年目は右肩痛で1軍登板はなかった。この日の最速は153キロ。自慢の直球を武器に、田中がようやくプロとして第1歩を踏み出した。