DeNAのOB、三浦大輔氏と阪神OB桧山進次郎氏(ともに日刊スポーツ評論家)による「レジェンドOB 1打席対決」が、試合開始前に行われた。

 今回の阪神2連戦は、横浜スタジアムの開場40周年を記念して「HAMASTA 40th ANNIVERSARY」として開催。同球場20周年だった1998年4月4日の横浜-阪神戦が、両氏の対決で再現された。

 三浦氏は日本一になった同年のユニホーム姿で、現役時代と同じ登場曲「リーゼントブルース」に乗って登場。桧山氏は縦じまの背番号「24」で打席に入った。

 三浦氏は、懐かしの2段モーションフォームから1球目はカーブを投じボール。2球目もカーブでストライクとし、続く3球目は127キロ直球が外角に外れた。桧山氏はカウント2-1からの4球目、127キロ直球を力強く中堅にはじき返したが、判定は中飛。三浦氏に軍配が上がった。

 三浦氏は「2012年5月12日に9回のマウンドにノーヒットで上がった時、先頭の打者が桧山さんでした。個人の成績ではなく、チームの勝利のために、ランナーは出せないという思いが強かったですが力及ばず、打たれてしまいました。今日、久しぶりに対戦ができて、あの空気感がとにかく懐かしく、当時の気持ちがよみがえりました。選手たちにはファンの声援を力にして頑張ってもらい、ファンの方々には好きなチームを思いっきり応援してもらいたいです」と振り返った。

 桧山氏も「1球目のカーブは、久しぶりに(三浦)大輔のカーブだ! と実感し、とても懐かしかったです。このような対戦を再現する場を設けていただいて本当にありがたいです。ファンあってのプロ野球なので、ファンの方々とともに選手の皆さんには頑張ってほしいですし、今年はどこのチームが優勝してもおかしくない状況なので、楽しみにしています」と、コメントした。