ロッテが初めて連敗し、8試合を終えて4勝4敗の勝率5割に戻った。

 投打が、かみ合わなかった。攻撃陣は相手先発の斎藤佑樹から4回途中までに8四死球をもらったが、安打はゼロで押し出しの1得点のみ。

 守っては今季初先発のチェン・グァンユウ投手(27)が2回に4連打を含む5安打で5失点と、序盤から大量リードを許した。チェンは何とか4回を投げきったが、11安打6失点で「入りは良かったですが、2回の連続でヒットを打たれたところですね。追い込んでからボール球を投げたいところで、甘く入って打たれるのはもったいないし、それではいけないです。もし次、投げる機会をもらえるなら、そういうところをしっかり意識したい」と反省の言葉を並べた。

 3番手で7回に登板した有吉優樹投手(27)も1回でソロを3発食らうなど、チェンと合わせて6被弾。井口資仁監督(43)は「あれだけホームランを打たれたら勝てない」と振り返り、3点差まで追い上げた打線にも「前半あれだけ四球をもらって、なかなか点が取れない。あそこで息をつぶさないといけないところだった」と苦言を呈した。