昨秋王者の仙台大は、鈴木明努(あとむ)内野手(4年=前橋工)の決勝弾で、3-2と東北大に競り勝った。勝ち点をリーグトップの2に伸ばした。

 2-2で迎えた7回裏。先頭の鈴木明がリーグ戦初となる左越え本塁打を放ち、勝ち越した。真ん中低めのスライダーを芯でとらえ「上がりすぎたかなと思ったけれど、風にも乗ってくれた。今年は主軸としてチームを勝ちに導ける打者になりたい」。昨秋に打率4割2分9厘でリーグ2位となり優勝を導いた実力は健在だ。

 投手陣もリーグ戦初登板初先発の相沢英希(2年=聖和学園)が、6回5安打1失点と好投した。2番手の佐藤栄輝(4年=高崎商)は2/3回を1失点。3番手の宇田川優希(2年=八潮南)も2回1/3で3安打を許したが、5奪三振など要所を締めて無失点に封じた。