ソフトバンク内川聖一内野手が、史上51人目の2000安打を達成した。王手をかけてから15打席目での大台到達だった。試合後のインタビューでの一問一答は以下の通り。

 -これまで長いプロ野球に歴史の中で、50人しか達成していない偉大な記録を達成しました。どんな思いがこみ上げているんでしょうか。

 内川 達成するまでに時間がかかりましたし、個人的なことでチームに迷惑をかけてしまうことが一番きつかったので、早くこの2000本の節目をね、迎えたいなって思いだけでしたね。

 -あと1本に迫ってから、14打席ヒットが出ませんでした。どんなことを感じながらプレーしていたんでしょうか。

 内川 ちょっと打席の中で、自分が自分じゃないような、ちょっとフワフワした感じで打席に入りましたし、ファンの方も生でその瞬間を見たいと、千葉マリンでね、残り2本になった時点で、その瞬間を見たいと思って来てくれた方もいらっしゃったと思いますし、福岡で3つありながら決められずに、きのうも打てずに、やっときょうの最終打席で打てましたんで、正直きつかったですね。

 -ヒットが出た瞬間に、ホークスファンだけでなく、西武ファンからもほんとに大きな拍手が送られました。どんな気持ちになりましたか。

 内川 敵味方関係なく、これだけ声援をもらえるっていうのは、ほんとに野球選手冥利(みょうり)に尽きるなと思いますし、僕の個人的な記録ですけれどもね、僕にとって歴史に残る日になりましたんで、その日を同じスタジアムの中で共有してもらえたことがすごくうれしいんで、これからもほんとに、西武ライオンズとは優勝を争って戦わないといけないチーム同士になると思いますんで、僕らホークスも負けないように頑張りたいと思いますし、ほんとこれからもいい勝負ができればいいなというふうに思います。

 -内川選手にとって2000本というのは通過点だと思います。これから多くのプロ野球ファンにどんな姿をみせたいでしょうか。

 内川 取材陣の方は、いつも「通過点だ、通過点だ」って言ってくれるんですけれども、これだけ目の前にカメラがあって「通過点という気持ちになるわけねえだろ」っていうのが、正直な気持ちなので。ここで2000本打ったってことを自分の自信にして、チームメートはじめ監督、コーチ、ファンの皆さんもね、個人的に今の数字じゃ物足りない部分てのもありますんで、今までの分を取り返せるように、これからも頑張りたいと思います。