広島が前日完封負けの巨人に勝利し、貯金を今季最多タイの11に戻した。

 田中の先頭打者弾や新井の20年連続本塁打となる1号3ランなどで1回に5点を先制。4回にも田中の1試合2本目となるソロなどで4点を加えた。大量援護を背に、先発岡田は中盤以降に失点しながらも7回を125球、7安打3失点にまとめた。緒方孝市監督(49)の談話は以下の通り。

 -打線が初回から猛攻

 緒方監督 練習のときから小雨が降っていて、グラウンドコンディションが心配だった。その中でスタートから打線が選手1人1人、集中していい攻撃をしてくれた。(田中)広輔が昨日完封された嫌な流れの中で吹き飛ばすスイングをしてくれた。…やっぱり新井さん。本当にいいスイングで、あの3ランは大きかった。4回の広輔の1発も大きかった。

 -先発岡田が悪天候の中で粘った

 緒方監督 このコンディションで投げにくい中、我慢強く投げてくれた。先頭打者の四球とかはいただけないけど、成長を見せてくれた。