阪神鳥谷敬内野手の連続試合出場記録が歴代2位の1939試合で止まった。金本知憲監督にとっても苦渋の決断だった。

 8回まで両軍ともに無得点の展開で起用する局面がなかった。指揮官は「まあ、場面がね。それはもう仕方ないですから」と振り返った。シーズンオフから話を重ねてきたという。「できるだけということは、おととしから、ずっとスタメンに出ないときは、こっちも配慮してきたし、向こうも感謝の気持ちを示してくれていた。いつまでもというわけに、いかない。試合をやっている以上は。状況がありますから。本人も全然、そこには特にこだわっていないということだったし」と説明した。今後、2軍調整の可能性については「それはない。考えてないですよ」と否定した。昨季、通算2000安打に到達した好打者に対し、あくまで1軍戦で復調をうながす方針だ。