中継ぎから転向3戦目となったロッテ有吉優樹投手(27)が、プロ先発初勝利を挙げた。

 7回1/3を散発3安打で無失点。8回に先頭を出し、犠打で1死二塁としたところで松永に交代したが、井口監督は「有吉がしっかり自分でつかみ取った先発の1勝。丁寧に低めに投げて、ピッチングの見本になるような投球だった」と絶賛。14安打で打ち勝った前夜とは違い、惜しい走塁死が続くなど打線はかみ合わなかったが「そういう時にピッチャーが抑えてくれたのは大きい」と感謝した。

 昨季は中継ぎで2勝を挙げているが、今季はこれが初勝利。有吉はヒーローインタビューで「僕の後に投げてくれた松永さんに感謝。先発はいちから自分で試合をつくっていくので大変。すごくうれしい」。チームが今季2度目の4連勝で借金1としたことに「僕で連勝を止めなくて良かった」と胸をなで下ろした。