延長10回、今季初のサヨナラ勝ちで中日が連敗を脱出した。

 両チーム合わせて32安打の乱打戦だったが、中日投手陣で光ったのが2番手登板の2年目藤嶋健人投手だ。先発吉見が2回6失点で、3回から5点ビハインドでマウンドに上がり、ロッテ打線を4回4安打無失点に抑えた。

 東邦高時代の甲子園で見せた打撃も披露。3回先頭でプロ初安打となる中前打を放ち、2点目のホームを駆け抜けた。「1人1人、1球1球、目の前の打者を抑えるだけです。向かっていく投球ができた。(安打は)しっかり強く振れて良かった」と、笑顔を見せた。