阪神が新外国人として獲得を目指しているエフレン・ナバーロ内野手(32=カブス傘下3Aアイオワ)についてメキシコ時間の10日、同国メディアの1つが「Efrenは阪神タイガースとサインするために日本に行く」とツイートした。同9日にもメキシコ代表の公式ツイッターが「日本に行く! 阪神タイガースによって署名されています」などと契約前にフライングのツイートを発信。両者の契約交渉は大詰めとみられ、早ければ今週末にも来日する可能性が出てきた。

 ナバーロも阪神で一旗揚げる意気込みは十分なようだ。阪神球団関係者は「すごく体調はいいみたいです。試合勘のこともあるし早く日本に来たいというのはあるでしょうね」とコメント。6月末から7月初旬の1軍合流を目指し、着々と準備を進めているようだ。

 13年と17年のWBCメキシコ代表を務めた左のパワーヒッターで一塁の他、左翼や右翼も守れる。メジャー通算は3本塁打だが、マイナー通算69本塁打。今季アイオワでは48試合で打率3割1分、4本塁打、29打点をマークしている。球団幹部も「(交渉は)順調に進んでいます」と手応え十分で、救世主登場を待つ。

 ◆エフレン・ナバーロ(Efren Navarro)1986年5月14日、米カリフォルニア州リンウッド生まれ。07年ドラフトでエンゼルスに50巡目指名。14年は自己最多64試合に出場して、打率2割4分5厘、1本塁打だった。昨季はタイガースで2本塁打。13、17年のWBCメキシコ代表。183センチ、95キロ。左投げ左打ち。