ソフトバンク市川友也捕手(33)が古巣巨人を相手に特大の2号2ランを放った。

 1点を追う5回1死一塁。巨人左腕今村の初球144キロ低め直球をとらえると、左翼席中段に突き刺さる推定135メートルの大アーチをかけた。打った瞬間手応え十分だった市川は笑顔でバットを飛ばした。逆転の1打に「誠知(上林誠知)がいい形で出塁してくれたので、何とかしたかった」。

 市川は09年ドラフト4位で鷺宮製作所から巨人へ入団。しかし4年間で8試合しか出場できず安打は1本も打てなかった。13年オフに日本ハムへ金銭トレードで移籍。今年4月18日に金銭トレードでソフトバンクへ。現在は甲斐、高谷と3人で1軍の投手陣を支えている。