宮崎産業経営大(九州地区南部)が福井工大(北陸)を破り、初出場で8強入りの快進撃だ。伊達智紀投手(4年=佐土原)から田中佑樹投手(2年=鵬翔)の継投で1失点に抑え、打線も好機を逃さず3得点と投打がかみ合った。三輪正和監督(54)は「私が一番びっくりしています。できすぎじゃないですか」と驚きつつも、満面の笑みを浮かべた。

 三輪監督は立教大出身で、ユニホームも母校に似た縦じま模様を採用。大会前には立教大グラウンドを借りて練習を行ってきた。「やっと神宮。地元も盛り上がってくれているようです」。3回に2点目のソロ本塁打を放った境田光希内野手(3年=宮崎商)は「いろいろな人の支えがあって野球が出来ている」と周囲の支えに感謝。ここまでの2戦は東京ドーム開催。次は神宮球場での初勝利を目指す。