日本ハムは21日、侍ジャパン監督も務める稲葉篤紀スポーツ・コミュニティ・オフィサー(SCO=45)をメインコーチとする「稲葉SCOフィールドクラブ」を開催すると発表した。7月21日ソフトバンク戦終了後に札幌ドームで約90分間の予定で実施される。

 日本ハムでは03年から北海道内の小中学生を対象とした野球教室「フィールドクラブ」を立ち上げて、野球振興・普及に努めてきた。今回は中学生と指導者を対象として、技術指導だけでなく夢や目標を持ち、何事にもチャレンジする力を身に付けてもらうことが目的。指導者については稲葉SCOらの指導方法を見学してもらう。

 稲葉SCOは球団を通じて「今回、このような新たな取り組みができることを、うれしく思いますし、僕自身非情に楽しみです。野球の技術的なこともそうですが、僕自身が20年間のプロ野球生活で得られたものや、出会えたもの、そういうことも伝えられる場にしたいと思っています。選手1人1人と真摯に向き合えるよう全力で取り組みます」と、コメントした。

 この日から参加者の募集を開始。募集人数は北海道内で硬式野球団体に所属する中学生が30人(参加費3000円)。また、指導者は北海道内で少年野球、中学校部活、公式団体で活動中であれば誰でも参加できる(参加費2000円)。詳細は球団ホームページへ。