ソフトバンクが今季3度目のサヨナラ負けを喫し、日本ハムに連敗した。

 勝ちゲームが一転した。2点リードの9回、守護神森唯斗投手(26)がマウンドへ。1死後アルシアに6号ソロを浴び1点差に迫られるが、レアードから三振を奪い2死に。だが、最後の1アウトが奪えなかった。安打と死球で一、二塁とすると代打田中賢に右前へ同点適時打を許した。

 続く西川から森はストライクが入らなくなり、最後は8球連続ボールで大田に押し出し四球を与えサヨナラ負け。森は「どうしようもない…」とぼうぜんとした。工藤公康監督(55)は「信じて、こっちは抑えの投手として投げさせている。こういうこともある。本人も切り替えてやってほしい。負けた責任は僕にある。(今後も抑えを)任せます」と、今季16セーブを挙げ、サファテの穴を埋めてきた森に変わらぬ信頼を見せた。

 ビジターながら沖縄での球団初の公式戦だったが2戦2敗で終わった。先発摂津が6回2安打無失点と安定感抜群の投球を見せるなど収穫もあった。工藤監督は「摂津には勝たせてあげたかった。6回を投げきって、いいゲームをつくってくれた。申し訳ない」と悔しさを隠せなかった。