巨人が8日、育成選手のクリストファー・クリソストモ・メルセデス投手(24)を支配下選手契約を締結したしたことを発表した。広島13回戦(東京ドーム)の試合前に東京ドーム内で会見を行った。背番号は95。契約金5万ドル(約550万円)年俸5万ドル(550万円)。

 来日2年目の今季は、2軍で先発3試合を含む6試合に登板し、防御率2・05。即1軍デビューの可能性が高く、前半戦最終カードとなる9日からのヤクルト3連戦で先発登板することが有力。ドミニカ共和国出身の最速152キロ左腕が戦力として加わる。

 メルセデスは「非常にうれしく思っている。ずっと、このステップを目指してきた。ようやく次のステップにたどり着けた。この決断を決めていただいたチーム、(鹿取)GMに感謝している」と話した。自身の持ち味については「角度、スピード、コースを突ける真っすぐ」とアピール。目標とする選手は「ランディ・ジョンソンが憧れ。すごい選手。常に勝っていた、速い真っすぐを投げていた。同じ左腕として憧れをもっている。彼のような投手になって、彼のようなパフォーマンスを出せればと思っている」と意気込んだ。ドミニカ共和国で暮らす家族にも吉報を届け「今回の出来事が奥さん、家族みんなにとって、いい出来事でした。いい結果を出して家族にいい報告をしたいので頑張っていきたい」。

 来日2年目の左腕は好きな日本食を問われ「カレーと焼き肉とうどん、ラーメンが好き」と笑顔で答えた。(金額は推定)