ソフトバンク五十嵐亮太投手(39)が今季初マウンドに立ち通算755試合目の登板を果たした。歴代9位の鹿取に並んだ。この日今季初昇格したばかりで、早速救援で登板した。

 8点リードされていた8回無死一、三塁で登板。適時打と犠飛で加治屋が残した2人の走者をかえしたが、清宮を一ゴロに打ち取るなど1回を無失点だった。だが「向こうの勢いのままいってしまった試合だった」と自身の投球より大敗だった試合の流れを振り返った。

 五十嵐は今春キャンプ直前に椎間板ヘルニアを発症。2月中は日常生活も厳しいほどの痛みだった。3月下旬にようやくチームのリハビリ組に合流し、5月に実戦復帰していた。頼れるベテランが苦しいチームに帰ってきたことは、大敗の中で明るい材料となった。