横浜(現DeNA)と巨人で活躍したBC栃木の村田修一内野手(37)が1日、栃木・小山市内で去就について会見を開いた。NPBへの移籍期限を過ぎ、来季以降、NPBへの復帰を待つことは原則ないという。9月9日の栃木のシーズン終了までプレーを続ける。

 「昨日(7月末)の時点で家族と話しました。お誘いがなかったことを受け止めて前に進んでいきたい。来年NPBを目指すことは、今の時点で考えにくいのかなと。復帰を目指して全力で準備してきましたけど、かなわなかったのは事実。しっかり受け止めて。試合を重ねながらNPBにアピールするために野球をしている感じは、まったくなかった。姿を見て、地元の小学生が感動してくれたり、目標にされるような選手になりたいと思ってやってきたつもり。チャンスをいただいた球団に感謝したい。選択したことに後悔はしていない」と話した。

 村田は02年ドラフト自由枠で横浜入団。07、08年に本塁打王。11年オフにFAで巨人へ移籍し、12年からリーグ3連覇に貢献。ベストナイン4度、ゴールデングラブ賞3度。08年北京五輪、09年WBC日本代表。昨年10月に巨人を自由契約となり、今年3月にBCリーグ栃木に入団した。

 NPBの通算成績は出場1953試合、打率2割6分9厘、1865安打、360本塁打、1123打点。

 栃木での成績は出場42試合、打率3割5分2厘、9本塁打、44打点。