▼福浦が22日の西武24回戦(ZOZOマリン)の8回、小川から右越え二塁打を放ってプロ野球52人目の通算2000安打を達成した。

初安打は97年7月5日オリックス14回戦(千葉マリン)でフレーザーから。球団では榎本(ロッテ在籍時に2276本→西鉄移籍)、有藤に次いで3人目。

▼42歳9カ月での達成は和田(42歳11カ月)に次ぐ年長2位。実働22年目は谷繁の25年に次ぎ、田中の22年に並ぶ2位タイ。2234試合は谷繁2803試合、大島2290試合に次いで3番目のスロー到達。

▼通算1500安打を放った09年5月2日から9年で達成。1500安打からの年数では谷繁、田中の7年を抜き、試合数でも806試合は谷繁の745試合を上回る難産だった。

▼福浦の1軍デビューはプロ4年目。初出場が4年目以降の選手が達成したのは初めて。これまでデビューが遅かったのは大島、駒田の各3年目。

▼福浦は93年ドラフト7位で入団。ドラフト制後の達成は35人目だが、ドラフト外(石井と秋山)を除くと7位指名は福本(68年阪急7位)に並び最も低い順位。福浦のようにその年の最終指名選手(93年は全体64番目)は初。

▼2000安打達成時の通算盗塁10個は、阿部の13個を下回る最少と足は速くない。内野安打110本は達成時の左打者で阿部75本、川上103本に次いで少なかった。