ソフトバンク本多雄一内野手が引退試合で4打数2安打1得点と躍動した。試合後にはセレモニーが行われ、ファンや関係者に向けて感謝の言葉を語った。

本多のスピーチは次の通り。

「引退試合、引退セレモニーと、この場を設けていただいた球団関係者の皆様、本当にありがとうございます。プロの世界に入り、王監督の下で3年、秋山監督の下で6年、工藤監督の下で4年。13年間お世話になりました。すばらしい指導者の方に恵まれ、技術面、精神面で成長させていただきました。監督、コーチ、いろいろな形で支えていただいたスタッフのみなさん、ありがとうございました。選手の方々も、きついときも、悔しいときも乗り越え、緊迫した試合の中でリーグ優勝、日本一という歓喜を経験できたことは財産になりました。チーム一丸となって戦うホークスはとてもすばらしいものでした。選手のみなさん、本当にありがとうございました。日本一になるために支えていただいた応援団をはじめ、ファンのみなさん、いつも盛大な応援をありがとうございました。今日もそうですが『走れ、走れ、本多』コールはいつも背中を押してくれました。みなさまのおかげで、毎試合強い気持ちを持って臨むことができました。次に、ここまで育ててくれたお父さん、お母さん、ぼくがプロ野球選手になれたのは両親のおかげだと思っています。いつも陰ながら見守っていただき、一緒の気持ちになって共感していただき、ありがとうございました。喜怒哀楽が激しく、わがままな自分を近くで支えてくれた妻。子どもの世話もあるのに、顔色ひとつ変えず、笑顔でいつも支えてくれてありがとう。これからは少しは子どもとの時間も増えるから、これからが大変ですが、一緒に前に進んでいこう。最後になりますが、今日の試合をもって、46番のユニホームを脱ぎます。今日で引退します。本日は誠にありがとうございました」。