鳥谷ロードを歩む。阪神糸原が3安打を放ち、今季13度目の猛打賞。5安打に終わったチームにおいて、1人輝きを放った。1回に二塁への内野安打で出塁すると、6、8回には右前へ運んだ。しぶとくタイミングを合わせ、コンパクトにスイングして結果を出した。1番の仕事を果たし「1打席目にラッキーな安打が出て、その後2本。今日はいい形で打てたと思います」と淡々と振り返った。

鳥谷の背中が見えてきた。今季通算151安打とし、打率も2割9分2厘まで上がった。自身は「数字は見ないようにしているので。シーズン終わって振り返りたい」と話すが、入団2年目の鳥谷が全試合出場で記録した159安打も視界に入った(当時は146試合)。糸原は最後、残り4試合へ向け「結果を出せるように、しっかり仕事をして頑張りたいです」と気持ちを切り替えた。