巨人前監督の原辰徳氏(60)が10日、都内の巨人球団事務所で山口寿一オーナーから来季の監督就任を要請され、受諾へ前向きな姿勢を示した。

同オーナーは「原さんに会いまして、来季の監督を要請しました。だいたいの方向は固まったと思っています」と感触を口にした。シーズン終了後に正式に就任する。3日に高橋由伸監督(43)の今季限りでの辞任が決まっていた。

原氏は前監督として計12年間、指揮を執り、リーグ優勝7度、日本一3度の実績を持つ。

原氏も取材に応じ「正式に要請を受けさせていただいた、ということですね。私の今、言えるということは、まだまだ由伸ジャイアンツの戦いが残っている。昨日も非常にいい勝ち方をした。昨日も監督と電話で話をしました。そういう中、全力で残りの試合を戦っていただきたい。そののちに、私自身の気持ちというものを、今日の話の中で前向きに考えますと、いうことは申し上げますが、正式にというのは全日程最後の最後まで戦い抜いた後に、お話したいと思います」と前向きに話した。