ソフトバンク石川柊太投手が、右肘違和感のため、31日以降の日本シリーズ登板が絶望的となった。

この日、第3戦のベンチ入りメンバーから外れた。延長12回引き分けとなった第1戦(マツダスタジアム)では3番手で登板。2回28球を投げ1安打無失点投球と好投していた。「登板後に強い張りがあった。前回の登板で1発でなったわけではないが、いろんなところに疲れが出て、最終的に肘に来た。悔しい気持ちが一番。昔あったような感じ。手術など大げさな話ではない」と話した。

試合後、工藤監督も「このシリーズは厳しい」と、起用を見送る考えを明かした。今季、シーズンでは先発、中継ぎとフル回転し42試合に登板。13勝6敗、6ホールド、防御率3・60。CSでも武田とともに「中継ぎエース」として4試合に投げ、2勝0敗、防御率1・69だった。

石川は「リスクを恐れず全力で投げてつかんだもの。次へ向けて(状態を)よくしたい」と、前向きに切り替えた。