オリックス中島宏之内野手(36)が今季限りでの退団を申し込んだことが2日、分かった。

長村球団本部長が「自由契約にならざるを得ない。午前中に代理人から連絡があった。来シーズンもうちで頑張ってもらいたかったが残念です」と明かした。

中島はシーズン終了後に代理人を通じて球団と話し合いを重ねてきた。球団からは野球協約が定める減額制限(1億円超は40%)を大幅に超える推定1億円前後の提示を受け、提示額を受け入れるか、自由契約かの選択を迫られていた。

オリックスに加入して4年目の今季は、77試合に出場し、打率2割8分9厘、5本塁打、34打点の成績を残した。6月に左太もも肉離れで離脱したが、9月1日の西武戦で逆転サヨナラ3ランを放つなど、持ち前の勝負強さを発揮。打線のけん引役になった。

オリックスとは昨季で3年契約が終了。今年は契約延長のオプションを行使して、現状維持の推定年俸3億5000万円で単年契約を結んでいた。